今勉強中のバッハのパルティータ2番について♪
パルティータ2番はシンフォニア、アルマンド、クーラント、サラバンド、ロンド、カプリッチョの6つからなる組曲です。そしていくつかの舞曲には繰り返しが指定されています。
この繰り返しですが、やはり1回目と全く同じように演奏するのは少しもったいないので何かしら変化をつけたいところ。
ピアノの先生からのご提案で、自分なりのオリジナル装飾音をつけてみよう!という話になりました。
先生曰く、
「他の人がどういう風に装飾音をアレンジしているか音源を聴いてみるのもいいけど、まずは何も聴かずに自分のオリジナルで作ってみるといいかも。」
ということ。
そして、
「装飾音の勉強をするという意味でも、アレンジはやりすぎぐらいが丁度いい。まずは大胆に飾ってみて。」
と。
付けすぎたものを後から消すことはできるけど、アイデアが何も無かったら先に進まないからね~
ふむふむ。
そういうことで、1週間考えて「繰り返しオリジナル装飾音アレンジバージョン」を作ってみました。
先生からは、まずは音源などはあまり聴かずにオリジナルを追求してみてとオススメされましたが、実は最近バロック音楽のゼミナーやら集中講義やらに加えて即興演奏の授業も2つ取っているため、その中でいろいろな人の装飾音アレンジを聴いてしまっているのです。
その中でも特にインスピレーションを受けたのは、(バッハではありませんが…)グルダが演奏するモーツァルトのピアノソナタハ長調K.545の2楽章。
▼モーツァルト ピアノソナタK.554 演奏:フリードリヒ・グルダ
(2楽章は4:27あたりからです。)
こちらの演奏、楽譜を見ながら聴いていただくとより分かると思うのですがかなり自由にアレンジされています。
(こちらからimslpの無料楽譜をご覧いただけます。)
授業で聴いたとき、学生の中の何人かは「綺麗だけど自分的にはちょっとアレンジが多すぎる・・・💦」と言っていました。
まあ確かに、ほぼ全部アレンジされていますね😂
でもどれも曲に良く合っていて、曲調を壊すことなく自然で流れるようなアレンジで素敵だなと思います。
今回自分でバッハの繰り返しVer.を作る際に、改めてもう一度この音源を聴いたりはしませんでしたが頭にメロディラインが残っていた為どうしてもちょっと似たような雰囲気になってしまって。
完成した”装飾音大袈裟に付けてみたバージョン”を先生に聴いていただきましたが、
「ちょっとバッハの音楽に合わないような装飾音がいくつかあるね。」
💦
「でも、たくさんのアレンジが散りばめられていてすごく良いと思うよ!アイデアが無いとどうすることもできないけど、これだけ自分で考えられたら十分。このまま進めて色々研究してみようね。」
というお話でした♪
いくつかの、”バッハっぽくない/その舞曲のスタイルに合っていない”装飾音に関して、どこがどうしてそうなのか、先生だったらどうアレンジするかなどたくさん教えていただきました。
このまま、どんな変化・アレンジをつけるか研究していこうと思います✨
楽しかったし、今後も楽しみ!