【#37】ゼメスターチケットって?

妹が書いた記事

こんにちは☺ 最近ドイツは雹が降っておりいよいよ冬が来たな、という気配を感じます。

雹なんて日本ではほとんど体験したことのないものでした。

大学と家との距離が近く、またスーパーも徒歩圏内にあるため普段トラム(路面電車)に乗ることは私の場合余りありません。(ですが、買い物帰りの場合は色々買って重すぎて1駅分トラムに乗ってしまうことがあります。。)

ですが、例えばちょっと遠い市内の本屋さんを訪ねたい場合などに歩いてそこまで向かうのは大変。。そんな時にトラムに乗って目的地へ行くのですが、ここで学生は「ゼメスターチケット」を持っていると住んでいる市内ならどこへでもバス・トラム・電車が乗り放題になります。(私たちの住んでいる州の場合)

ゼメスターチケットはいわば学生証なのですが、新しいゼメスターが始まる5週間前までに大学に学費を振り込んだ人は発行してもらえる厚めの紙で作られたカードです。

(割とペラペラしているのでうっかりすると無くしそうになる)

これがあると先ほどご紹介した交通機関が無料で利用できるようになる他、映画館や動物園、水族館などの入場料もかなりお得になることが多いです。

学生に優しい国、ドイツのありがたさを感じます。

また大学内で開催されるコンサートはこのゼメスターチケットを提示すれば無料で入場できることがほとんど。(チケットは別途市内のチケット発行所で発行してもらう必要があります。)ペラペラの紙だからと言って侮れません。

ちなみにトラムや電車などの交通機関を利用する場合、ゼメスターチケットだけではなくパスポートなどの身分証明書を一緒に提示しなければいけません。

「おはようございます、チケットの提示お願いします」と急に私服姿のコントローラーの方が電車に入ってきてチケットを購入しているかどうかのチェックをしに来るのでそんなときはいつも内心ドキドキです。(ちゃんどゼメスターチケットとパスポートを持っているというのに!)

ドイツには改札がなく、電車にもチケットがなくても乗れてしまうシステムなのですが不規則的にやってくるこのコントローラーの方々にチケットを購入していないことが発覚した場合、もちろん罰金が科せられます。確か60~70€くらいだったような?

買い物をしてかばんにパンパンに牛乳やシリアル、バナナとお豆の缶詰などが詰まっていてパスポートとゼメスターチケットがかばんの奥底に沈んでいる状態でトラムに乗り込むときは、「今はコントローラーの方が来ませんように!」と願ってしまいます。(^^;

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