【#24】新しい解釈?!J.S.バッハ・パルティータ2番の録音を聴いてハッとさせられました。

ピアノ
わたし
わたし

「鍵盤音楽の歴史」という授業でのこと。

バッハのパルティータ2番(ハ短調)を勉強中なのですが、偶然にも、今受講している集中講義の中でこの曲が取り上げられて、たくさんの事を学べました♪

その中で特に面白い!と思ったのが、とあるチェンバリストの方による演奏録音。

特に、1番初めシンフォニアの最初の1ページ部分です。

今勉強中の曲ということもあり、これまでにYouTube等で色々な人の演奏を聴きましたがこの録音にはかなり驚きました。

(・・・あまりにも私が知っている曲と違いすぎて笑っちゃったぐらい。😂)

まずは、本来どんな曲なのかを知るためにアルゲリッチの録音をお聴きください♪

Johann Sebastian Bach, Partita No. 2 c-moll BWV 826, Martha Argerich 1979

そしてこちらが、私が今日出会った録音。

Robert Hill(ロベルト・ヒル)というチェンバリストの方の演奏です。

J S Bach: Partita in C Minor BWV 826: Sinfonia Robert Hill, harpsichord

どうやら彼は以前、私の通う大学で集中講義をしていたこともあるそう。

この録音の何が衝撃的かというと、演奏の中でのそのあまりにも大きな自由・解放感です。

簡単に言ってしまうと、「即興演奏」ということになるのですが即興のレベルが想像をはるかに上回っていて一瞬聴いただけだとまるで全く違う曲かのよう。

アレンジを加えることでゴージャスに、煌びやかに、ドラマチックになっています。

曲のアレンジというと、現代っぽいような新しい感じがするかもしれませんが、実はバロック音楽はアレンジの宝庫。この、ロベルト・ヒルのような演奏も当時はたくさんあったことでしょう。

つまり、一見とっても斬新で新しい解釈とも思えるこの演奏は、本来バッハの時代に溢れていた音楽でありある意味この曲の本当の姿なのかもしれませんね。

現代のピアノ教育では楽譜の通りに演奏するのが基本となっていて、大胆な即興的アレンジを加えた演奏を聴くことはあまり多くないかなと思います。

少し残念ですが、それにはいろいろな理由・背景があるのでなんともいえません。

(コンサートピアノの普及、音楽教育の変化、録音技術の登場・・などなど)

チェンバロでの演奏法をそのまま現代のピアノ上で表現しようとしても無理がありますからね💦

例えば現代のピアノには必ず付いているペダル。

実はこのペダル、チェンバロにはないのでチェンバロで演奏するなら違う方法で工夫しないといけないんです・・!😲

チェンバロでの演奏法と現代のピアノでの演奏法の違いなど、授業ではたっぷりとお話をきくことができました✨

バロック時代の鍵盤音楽史ということになりますが、とっても興味深くて面白いのでいずれまたここに書き留めておこうと思います♪