【#52】「耳で聴かないコンサート」クラシックコンサートの在りかた

「耳で聴かないコンサート」クラシックコンサートの在りかた大学生活・日常
わたし
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Guten Tag!(こんにちは)

先日、ある授業(3時間続く長~い授業)でこんなグループ課題が出されました。

「いわゆる普通のコンサート(演奏者が舞台で演奏しそれをお客さんが静かに聴くスタイル)とは違う、お客さんが参加できるタイプの新しい・尚且つ将来的にも長く続きそうなコンサートプロジェクトを提案してください。制限時間は20分。」

ふーむふむふむ。

Zoomでのオンライン授業だったので、先生が振り分けたグループに自動的に加入する形になるのですが、私は女の子5人のグループに入りました。

なんという奇跡、グループのメンバーが全員知っている子でやさしい子達の集まりだったので、私はその時点で「グループ課題の第一関門突破!」という気分(笑)

大人数が参加する授業では知らない人の方が断然多いので、今回は本当にラッキーでした✨

そして話し合いを進めていくのですが・・

まずは自分の経験などから知っているプロジェクトを挙げていこう♪という事に。

みんなの経験談や知っているお話を聞いているうちに、私も思い出したことが。

それは、数年前に何かの記事で読んだ「聴覚障害を持つ方も楽しめるコンサート」というもの。

調べてみると、「耳で聴かない音楽会 SOUND-FREE CONCERT」というタイトルで落合陽一さん×日本フィルのコラボレーションで開催されたプロジェクトだったようです。

第1回が2018年4月22日に開催されたそうなので私は既にドイツにいましたが、ネットニュースなどで少し読んだのだと思います。詳細は覚えていませんでしたが、凄くいいなあと思っていたので「新しいタイプのお客さん参加型コンサート」と言われて思い出しました。

クラウドファンディングを募っていたらしく、下のページからコンサート概要・どのようにして開催されたか・主催者の想いなど読むことができるのでぜひぜひご覧ください。

第1夜 8/20:耳で聴かない音楽会 / 第2夜 8/27:交錯する音楽会 - クラウドファンディング READYFOR (レディーフォー)
落合陽一×日本フィルが挑む、テクノロジーでオーケストラをアップデートする継続的プロジェクト第三弾。WOW、海老原光出演 - クラウドファンディング READYFOR

▼実際にコンサートへ行った方の感想

音と静寂を堪能し、音楽の将来を垣間見ることができた日曜日 | 朝日新聞デジタル&M(アンド・エム)
どこで最初に目にしたのかは覚えていない。ただ、『耳で聴かない音楽会 SOUND-FREE CONCERT』というタイトルを見て、詳細を読み、まだ実現までに資金が足りていないと知った時、支援するためのクリックをしていた。かっこいいロゴに惹かれた部分もある。 そんなことは初めてだった。テクノロジーを活用して、聴覚に障害のあ...

このプロジェクトはまさにお客さん参加型。

グループ会議の中で「こんなプロジェクトが日本であったんだよ~」と話してみると、すごい!なんて素敵なの、という反応。

グループ内では似たようなプロジェクトを知っている人が他におらず、とても新しいアイデアだ!という事になり、我々のグループではこの案を模倣してプロジェクトとして提案することになりました。

具体的にどういうプロジェクトなのか私もかなりあやふやだったので、改めて調べてみたのですが本当に素晴らしいプロジェクトです。

演奏が振動となって大きなまあるいボール「サウンド ハグ SOUND HUG」に伝わり、お客さんはそれを抱えることで音楽を感じる事ができます。

音の高さに合わせて光の色が変わる”サウンド ハグ”は演奏中音に合わせて色が変わるので、視覚的にもたのしめるようです。

サウンドハグのほかにも、耳が聞こえない人でも指揮を体験することができる「オーケストラ・ジャケット」という特別なジャケットなども。

どんどん技術が発達して昔は不可能だったことが可能になっていく世界ではありますが、こういった事を発案して実行してくださる方々は本当に素晴らしいなと思います。

大学の授業の小さなグループ課題の中でふと思い出したコンサートでしたが、世の中にはこんなに素敵なプロジェクトが存在して、更にそれが日本発信だということがとても嬉しくてその日は1日心がじんわりと温かくなりました。