こんにちは♬
先日、2月22日はショパンの誕生日でしたね。
ショパン、211歳のお誕生日おめでとう🎉
・・・といっても💦
ショパンの本当の誕生日がいつなのかはっきりしていないのは有名なお話ですね。
教会の洗礼証明書に書かれた「公式の情報」としては、1810年2月22日生まれという事ですが、本当は3月1日生まれではないかという説が多く広まっています。
具体的な日付は未だに不明なままですが、何はともあれちょうど今ぐらいの時期にショパンは誕生したわけです。
200年以上も前となると多少なりとも今とは季節感が違うと思いますが、その当時は2月末・3月頭というと今よりもずっと暖かくて春のイメージが強かったのでしょうか?🌸
ショパンが生まれたポーランドは、今私が住んでいるドイツのお隣の国。
今現在のドイツは、気温は10度前後で冬が明けてきたかな・・・?といった感じです。
この数日、先週・先々週と比べると随分とポカポカとしてきて、陽が出ているお昼ごろはお散歩にぴったりのお天気が続いています。
少し話がずれますが、ドイツはヨーロッパの中心に位置していて、9つもの国々と隣り合っており、その数はロシアを除いて最多だということです。(Wikipedia “ドイツの地理”より)
ポーランドから時計回りで順に、チェコ・オーストリア・スイス・フランス・ルクセンブルク・ベルギー・オランダ・ノルウェーと隣接しています。
ドイツの子供たちはこれらの国々を言えるように学校で勉強するみたいですよ(*^^*)✏
日本人にとっての全47都道府県を暗記するみたいなものでしょうかね。
ショパンに話を戻して・・・💦
「ピアノの詩人」と呼ばれたショパンは、みなさんもご存じの通り数々の素晴らしいピアノ曲を書き残しています。
そんな名曲たちですが、どの曲を弾くにもまずは楽譜を準備しないといけません。
ショパンの楽譜にはたくさんの種類があり、どれを購入すればいいのか迷う方も多いはず。
私の周りでは、パデレフスキ版とエキエル版が2大巨頭でした(*’▽’)
ちなみに、ショパン国際ピアノコンクール*ではエキエル版が推奨されています。
*ショパン国際ピアノコンクールって?
5年に1度開催されるコンクールで、チャイコフスキー国際コンクール、エリザベート王妃国際コンクールに並んで世界三大コンクールの1つであり、国際的に有名な世界最高峰のピアノコンクールです。
どんな作曲家でもいえることですが、曲をちゃんと勉強したい場合、楽譜選びはとても重要です。
そして、多くの場合は「これが正解!」という楽譜が1つ存在するわけではなく、いくつかの楽譜を見比べながら研究していくのが理想です。
ショパンの場合はオンラインでオリジナルの楽譜(初版)を見ることができます。
「Chopin First Editions 🔍」と検索すると出てきます⇩
このページから、ショパンの楽曲のオリジナル版を見ることができるのですが、なんとここでは、当時発行された「フランス版、ドイツ版、イギリス版」の3つの初版を見比べることができます。
現在出版されているショパンの楽譜、例えばエキエル版やパデレフスキ版などは主にこのフランス版、ドイツ版、イギリス版を参考に上手く混ぜ合わせて作られた新しい版になります。
ですので、その基となる3つの初版を知っておくというのは結構大事なこと。
見比べてみて、音の違い・リズムの違い・強弱の違い・アーティキュレーションの違いなどを知ることにより、より深くその曲を勉強できます。
私も今、ショパンのソナタを弾いているので(パデレフスキ版を使っています。)、3つの初版を参考にしながら曲の研究を進めていきたいと思います。
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楽譜、出版社の選択はいつでも迷いますよね。
楽譜はお安くないものも多いですし(泣)、欲しいと思うものが全て手に入るわけでもありません。
ピアノ教室に通われている方は、楽譜を購入する前に先生にお勧めの出版社を聞いておくといいと思います♬
今はネット上にもたくさんの情報が溢れていますので、それらを参考にするのも良さそうです(*^^*)
作曲家ごとによく使われる出版社は異なりますが、今回は、誕生日を迎えたショパンをピックアップして少し書いてみました。
ショパンの楽譜の貴重な初版をオンラインで見ることができるのは素晴らしい事です。
サイトは英語ですが、特に難しい操作をする必要なく楽譜を見ることができるので、是非ご覧ください。