こんばんは。
昨夜、日本でまた大きな地震があったようですね。
母から連絡が来てとても心配しました。
東日本大震災の余震だったそうですが、10年経ってもなお余震が続いているだなんて恐ろしいです。
これ以上大きな被害が出ないことを祈るばかりです。
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さて、今日はピアノ曲の楽曲分析・アナリーゼについてちょこっとお話します。
みなさんは、新しい曲を始める時のルーティーンってお持ちですか?
例えば・・・
・お手本の演奏をYouTubeなどで聴いてみる
・とりあえず音符を追って最後まで弾いてみる
・アナリーゼをする
・指使いを決める
などなど。
人によって様々だと思います。
ちなみに私は、新しい曲を始める時は基本的に
- CDやYouTubeでいくつかの音源を聴く
- 曲を大まかにざっとアナリーゼする
- 通して弾いてみてテクニック的に難しい箇所を見つける
- その難しい箇所の指使いを考える
- 全体の練習に入る
といった感じです。
もちろん曲によって違いはありますが💦
この中で出てくる「アナリーゼ/楽曲分析」ですが、
パッと聞くととても難しい感じがしますよね。
実際、深く深く分析していこうとするとかなり難しい曲も多いです。
よく、勉強熱心な大人の生徒さんで、
興味があってアナリーゼ・和声分析を始めてみたけど、難しい!
和声分析?ソナタ形式?何から始めればいいのーー?!
と混乱していらっしゃるのを見かけます。
曲のアナリーゼといってもいろいろ種類がありますが、
もし、現在弾かれている曲が古典派(ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェンあたり)のピアノソナタであれば、ソナタ形式を勉強するのをおすすめします。
曲にもよりますが、古典派のピアノソナタはソナタ形式が比較的分かりやすいものが多く、曲の構成が見えてきやすいと思います。
現在練習中の曲に古典のピアノソナタが無い場合でも
ソナタ形式はアナリーゼの基本でもあるので、
アナリーゼに興味をお持ちの方だったら、勉強のために、例えばモーツァルトのソナタなど覗いてみるのもいいかもしれません♬
※個人的な考えですが、ゆったりとした楽章よりもテンポが速めの動きがある楽章の方が、アナリーゼ初心者さんには優しい気がします✨
ソナタ形式の勉強方法ですが、ネットで「ソナタ形式 🔍」と検索すると解説しているページや動画がたくさん出てきますので、最初はその辺りを読んでみるといいですね。
Wikipediaのソナタ形式のページも簡潔にまとめてあっていいと思いますが、全体的に専門用語が多く堅苦しい説明で、読み進めるのが辛いかもしれません。( ;∀;)
時間があるときに、このサイトでも少しずつ解説ページを作っていけたらいいなと思っています。
そしてもう一つが和声分析になります。
和声分析はほぼ全ての楽曲で活用できますが、ひとことに和声と言っても世の中にはたくさんの種類の和音があります。
和声分析をするにはまず、調を理解しましょう。
ハ長調、イ短調、ヘ長調・・・などですね♪
そして、調を知ったら和声の基本である、
主和音(Ⅰの和音)・属和音(Ⅴの和音)を理解します。
ハ長調の場合は、
和声はたくさんの種類がありますが、
ここで和声分析の細かい解説を長々と書くことは出来ないので・・・( ;∀;)
和声分析に取り組んでいる方に短くアドバイス♪
分析したい箇所があったら、まずその箇所を一つの和音にしてみてください。
例えば・・・
今手元にあった楽譜から適当に一小節取り出してみます。
この小節の和音を簡潔にまとめてみます。
そうするとこんな感じ ⇩
余計なリズムや重複している音を省いて、元となる和音を見つけます。
ここまでできれば、それぞれの和音がどんな意味を持っているのか詳しく分からなくてもまずは十分です💪
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曲のアナリーゼが出来るとかっこいい感じがしますよね。
実際、曲の構成を理解していると自分の演奏にもより深みが出てきます。
追求していけばいくほど新たな発見があって、ピアノの楽しさの1つでもありますね(*’▽’)
難しいことも多いですが、まずは簡単なところから
自分のペースに合わせて少しずつ始めてみてください♪
このサイトでもいつか、入門者・初心者さんのための和声解説を書けたらなと思っています♬
「今現在練習している曲で、分からない箇所があるけど質問できる人がいない・・💦」
とお悩みの方がいらっしゃいましたら、お問い合わせからいつでもお気軽にご連絡ください(*^^*)
ちなみに、音高時代に使っていた和声の本▽
「赤本」と呼ばれたりしているみたいです。
私は赤い本と呼んでいました。
音高・音大界隈では有名な和声の本で、
この赤本に続き、黄色、緑色の本があります。
信号みたい・・・(ボソッ)
私は、高校卒業後ドイツの音大に留学してしまったので音高時代に使っていた赤の本と黄色の本を持っています。
(ドイツの和声に付いていけるか心配だったので、2冊とも日本から持ってきちゃいました😆)
緑の本だなんて・・・
なんだか恐ろしい感じがします♪(゜-゜)