こんにちは✨
この2-3年、記事・ブログ投稿を全然出来ていなかったのですが、そろそろこれまでの事を書き留めておかないと自分自身、身に起きた色々なことを忘れてしまいそうなので、少しずつ備忘録的に書き出していこうと思います。
ドイツの住宅では普通の部屋の壁にカビが生える?
さて、先日、ちょっとしたきっかけからドイツの住宅のカビ事情についてドイツ人と話しました。
日本にいた時は考えられなかったことですが、ドイツの住宅は(運が悪いと)普通の部屋の壁にカビが生えてきます😭
洗面所やお風呂場などの水回りなら、日本でもカビが生えやすい箇所ですし十分理解できるのですが、何もない普通の部屋の白い壁に突然カビが発生し黒ずんできたりするのです・・!かなりギョッとします。
ドイツの住宅でカビが生える原因は主に2つ
結論からお伝えすると、カビが生える原因は主に2つあります。
主な原因① 換気不足
主な原因② 建物の構造上、仕方なく。(大家さんのずさんな管理が原因なことも。)
原因① 換気不足|ドイツでは氷点下でも窓を開ける
まず一つ目の換気不足について。
ドイツの人はしょっちゅう窓を開けて換気します。例え外の気温が氷点下の寒い日でも、お構いなしにまずは一旦窓を全開にします。
(非常に寒いです!)
理由は、そうしないと部屋の中にカビが生えてしまうからです。
この「換気」を上手に出来ていないと、部屋の壁にカビが発生してしまいます。
ドイツで推奨される正しい換気方法
さて、上手な換気方法ですが、特に難しいことはありません。
①毎日、朝起きたら一度家中の窓を全開にして風邪通りを作ります。
②5分ほどすると風がどの部屋にも行き渡るので、そうしたらすべての窓を閉じます。
換気は長時間NG?冬は「短く・こまめに」が重要
ここで大切なのが、換気時間が長ければ長い方が良いわけでもない、ということ。
これは私も、この間お話したドイツ人に教えてもらって初めて知りました!
夏は違うのかもしれませんが、今のような冬の寒い時期は家の中を常に暖かくしていないといけないそうで、窓を長時間開けて換気をすると部屋が冷えてしまって良くないそうです。「部屋を冷やすとカビが生えるよ!」と、私が話したドイツ人は力説していました。
短く、そしてこまめな換気が大切なんだそうです🌀🌪
部屋の隅など空気が溜まりやすい箇所に風を送るイメージで、短く、けれど全力で換気をします💪💪
原因② ドイツ住宅の建物構造と高い気密性
カビが生える原因の二つ目、建物の構造上仕方なく、という話について😭
日本の家は木造建築が多く、全ての窓を閉めていてもすきま風などがありある程度建物の風通しが良いですよね。
なので、よっぽどのことが無ければ部屋の「壁」にカビが発生することなど無いと思います。
日本の住宅とドイツ住宅の大きな違い
ですが、ドイツの建物は気密性がとても高く、それはもちろんメリットにもなるのですが、一方でカビが生える原因にもなっています。
ドイツの窓は、例えるなら防音室の窓のような、非常に分厚く重みのあるどっしりとした造りになっています。
窓を閉めていると風の通りがゼロなので、定期的に人が自分で窓を開けて自主的に換気をしないと家の中の空気がこもってしまいます。
ドイツの家に戻ると空気が悪く感じる理由
私は最近は、夏に日本に一時帰国するようにしているのですが、日本で数週間を過ごした後にドイツの自宅に戻ると部屋の空気がとても悪く感じる時があります。
多分気のせいではなく、本当に空気が悪いのだと思います😭
AltbauとNeubau|どちらがカビやすい?
ただ、この気密性云々は全ての家に当てはまることでは無いようです。
戸建てで新しく家を建てる人は、家中に換気の穴を開けるなどをして風通しを良くする工夫しているようですし、随分と前に建てられた建物であれば今ほど建築が発達しておらず気密性もそれほど高くないのでそんなに換気に気を付けなくてもカビが生えないようです。
ドイツの建物にはAltbau (アルトバウ=古い建物)とNeubau(ノイバウ=新しい建物)の2種類があります。
そしてなんとも皮肉な話ですが、新しいNeubauの方が、技術が発達して気密性が高まった分とても湿気やすく、かなりこまめに正しく換気を行わないとすぐにカビが生えてしまいます。
新しい建物なら、湿気やカビ対策も含めて更なる建築技術の発展をお願いしたいです… 😨
全然詳しくないですが、難しいんでしょうね💦
構造上カビが生えやすい家に住んでしまった場合の対応
構造上、カビが生えやすい家に住んでしまった場合の対策は2つ。
①防カビペンキなどを使って、早急に正しい対応をする
あるいは、
②引っ越す(😭)
カビが生えやすいお家は構造上ある程度仕方がない部分もあるので、どうしても嫌であれば引っ越すのが一番良いと思います。
カビが生える家・生えない家は住んでみないと分からない
私はドイツでこれまでに4軒の家に住みましたが、その内2軒は何も気にしなくてもカビが全く生えず、残りの2軒はとても気にして窓をこまめに開けていてもカビが生えました💧
💡家の造りが良ければ、適度な換気だけしていればカビは発生しません。
💡家の造りが悪ければ、気を付けていてもカビが生えてきます。
引っ越せない場合のカビとの付き合い方
ただ、実際に暮らし始めるまではそういう事は分からないですよね💦
内見などでは気が付けない部分だと思います。
運悪く、カビが生えやすいお家に当たってしまった場合、そして引っ越したくない場合は、発生しやすいカビと上手に向き合っていくしかありません。
ドイツ住宅でカビが生えたときの正しい対処法【2ステップ】
カビの対応は以下2ステップ!
①カビを確認したらすぐにお酢やカビスプレーなどで除去
②綺麗になったら防カビ剤が入っているペンキを上から塗る
この2つ、どちらも非常に大切です。
必ず欠かすことなくどちらも行いましょう✨
カビスプレーと防カビペンキは必須
私はいつもカビスプレー(Schimmelspray)を使っていましたが、聞いた話によればお酢でもカビは死ぬそうです。
カビをやっつけたら、その上から防カビ剤を塗るのを忘れずに!!
これをやらないとすぐにまたカビが生えてきます。
まとめ|正しい換気と早めの対応がカビ対策の鍵
一度カビが生えても、しっかり対応してその後正しいやり方でこまめに換気をしていれば、その後はしばらくカビも生えてきません。
ドイツで暮らす皆さまのお家が、カビが生えにくいお家でありますように✨✨💕
私は、今はどちらかというとカビが生えやすい家に住んでいるので、よく気を付けておきます🏠
