【#4】陶器市 in ドイツ

ドイツのお皿マーケット 姉が書いた記事
わたし
わたし

毎年夏になると、私の住むドイツの小さな街に陶器市がやって来る。

それに初めて気がついたのはこの街に引っ越してきて1週間も経たないころ。

いつものように学校へ向かうその途中で、大きなマーケットが開かれていた。

快晴の空の下でたくさんの人が賑わっていて、なんだかチラチラとかわいらしいものが目に入る。なんだろうなぁと目で追いつつも、練習をしに大学へ向かった。

一通り練習を終えて大学からの帰り道。

まだマーケットが賑わっていた。

見てみると、色とりどりのお皿やコップ、置物など陶器の食器たちが市場にドーンと集まっている。

どうやら、ドイツ全国から陶器のお店が一斉にやって来たらしい。いろんなお店が出ていて、どれも個性豊かで魅力的だ。

太陽の下で食器たちがキラキラと光っていて、

この街に来たばかりの私は

「なんて素敵な街!ここではこんなにかわいいマーケットがよく開かれるのかな?」

なんて思いながら、お店を回っていった。

初めての一人暮らしがスタートするということもあり、”自分だけのお気に入りの食器” を探し出すぞ!という気持ちでわくわくだ。

ぐるっと一周まわると、特に好きだなと思うお店をいくつか見つけた。

そのお店たちを何回も行ったり来たり。

よ~くよく見て、値段も見て、本当に必要か自分と相談して、長く使えるか考えて・・

よし!買おう!

と決めた。

小さめのお皿3枚と、同じお店のマグカップ。

大満足だ。

数日後、同じ街に住む日本人の方から、この陶器市は1年に1回ほどの頻度でやって来る、ということを聞いた。

毎月のように開かれるのかなと想像していたので、貴重なチャンスを逃さず掴めた!と、とっても嬉しくなった。

あれから3年。

毎年7月になるとやってくるお皿マーケット(と、私は呼んでいる)は、今でも毎回楽しみにしている。

特に気に入ったものがあれば、お財布と相談しながら奮発しちゃったりして。

空っぽの食器棚がお気に入りのものたちで増えていくのを見て、にんまりしている。

戦利品。すべて手作りなので、どれもちょっとずつ形が違う。
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