私たちの通う大学の玄関を入ってすぐのところには、ガラスの壁で仕切られた受付の場所があります。そこには受付のおばちゃまが。
最近は、冬だと言っていい寒さです。(3度くらい。)
受付のおばちゃまは、全員で4人。毎日午前と午後で交代しているので、その日によって担当の受付のおばちゃまが違います。
全ての仕事を完璧にこなし何事も一番スムーズにいくけれど、そのきりッとした雰囲気に思わず背筋が伸びてしまうレーマンさん。帽子にマスクにメガネ👓をしていても、レーマンさんには私が誰なのか一瞬で(!)見破られてしまいます。(※目下のところ、コロナの影響でマスクなしでは学内に入れません。)
レーマンさんと同じくらいの仕事のスムーズ具合だけれど、初対面だとそのちょっと怖そうな雰囲気から練習室の鍵のお願いをするのを躊躇してしまうかもしれないエリックさん。
いつもプリプリ何かに対して怒っているけど顔と名前を覚えてもらえれば楽しいお話も広がるポプちゃん。
全てのことがスムーズにいかない、一度何かのお願いをしようとするなら必ず他の3人のおばちゃまの倍の倍くらいの時間を計算しておかなければいけないギルちゃん。ですが、ギルちゃんに当たるとちょっとホッとします。
大学で練習するためには必ずこのおばちゃま方に「練習室の鍵をいただきたいのですが」とお願いしなければならず、それに慣れるまでは留学してからの一番の緊張のシーンでもありました。(;^_^
“Guten Morgen, ich würde gerne den Schlüssel von O104 bekommen“
(おはようございます、O104室の鍵をいただきたいのですが)
スラスラ言えるようになるまで呪文のように唱えていた文章の一つがこちら↑
でも自分の名前と顔を覚えてくれていて何かあると「頑張って練習してるねえ~」とか声をかけてくださる受付のおばちゃま方は、大学に通う人全員にとってとても大切な存在なのです。