【#141】ドイツの子供たちが夢見る将来の職業は?

妹が書いた記事

こんにちは、妹です。

姉が最近マジパンについて投稿していて、記事内の写真を眺めているだけでつまみたくなってしまいます。

ところで、今回はドイツの子供たちが将来どういう仕事に就きたいのかについてちょっと調べてみました。

↑参考記事

ここ数年、AIやロボットの進化によって日常生活の中での自動化がより躊躇になってきました。

日常生活だけではなく、仕事選びにもこの自動化の影響は出ています。

スーパーのレジは自動で出来るところも増えていますし、自動運転の開発も進んでいます。

従来の仕事が自動化されつつ世の流れに代わって、例えばブロガーやユーチューバーなどの新しい職業が出てくるようになりました。

この世の中の流れを受けながらも将来就きたい仕事のランキングにこれらの新しいタイプの職業↑が上がってこないというのはちょっと驚きですよね。

どのような職業が子どもたちにとって一番魅力的なのでしょうか?

自動化は子どもたちの将来の夢に影響しない?

今日、将来を担う子どもたちの「夢の職業」は何なのでしょうか?

経済協力開発機構(OECD)は、これらを調べるためにOECD加盟国の50万人の子どもたちにアンケートを取りました。

OECD加盟国⇓

オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、チリ、コロンビア、チェコデンマーク、エストニア、フィンランドフランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本韓国、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルグ、メキシコ、オランダ、ニュージーランドノルウェー、ポーランドポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、イギリス、アメリカ  

これらの結果から分かることは、ソーシャルメディアは日常生活に溶け込んでいるものの、それらを将来の職業として選びたい人は少ないということです。

女の子は医者、先生、経営者になりたい人が最も多く、男の子はエンジニア、経営者、医者が将来就きたい仕事として上がっています。

この結果は、2000年に取られたアンケートと然程大きく変わっていません。

選ばれている人気の仕事の比率は変わっているものの、先々に就きたい職業の分野が劇的に変化したことはなかったということです。

50万人の子どもたちのうち、ドイツ国内では5000人がこのアンケートに答えました。

ドイツの子どもたちが就きたい仕事は?というと、ドイツでも回答の傾向は同じで、女の子は先生や医者、男の子はどちらかというと技術的な分野で働きたい傾向があるようです。

\女の子が就きたい仕事ランキング/

1Lehrerin(先生)10,4
2Ärztin(医者)10
3Erzieherin(保育士)6,4
4Psychologin(心理学者)4,5
5Hebamme(助産師) oder Kinderkrankenschwester(小児科の看護師)4,5
6Architektin(建築家)3,6
7Polizistin(警察官)3,5
8Büroangestellte(会社の従業員)3,2
9Designerin(デザイナー)2,8
10Anwältin(弁護士)2,7

\男の子が就きたい仕事ランキング/

1IT-Spezialist (ITスペシャリスト)6,7
2Industriemechaniker(工業整備士)5,2
3Automechaniker(自動車整備士)5,1
4Polizist(警察官)4,5
5Lehrer(先生)3,8
6Fachkraft für Wissenschaft und Technik(科学と技術のプロフェッショナル←どんな職業なのでしょうか。。)3,6
7Arzt(医者)3,1
8Ingenieur(エンジニア)3,1
9Architekt(建築家)2,8
10Sportler(スポーツ選手)2,6

自動化が奪う仕事への懸念

ソーシャルメディアが日常に溢れているこの頃ですが、将来希望する仕事ランキングの中にはまだ入ってこない様子。

ですが、この自動化による今ある仕事への影響は決して少なくなく、OECDは生活の自動化による仕事の減少に警鐘を鳴らしています。

この生活の自動化を通して10年から14年以内に40%の仕事が失われる恐れがあるとされていて、例えば女の子が就きたい仕事ランキング8位に入っているBüroangestellte(会社の従業員)にもその危険性がある、とOECDは予測しています。

自動化が進む世の流れに従って学校では生徒たちに将来就ける可能性のある仕事について、より良い学びの機会を与えることとそれに対する責任が求められています。

日本の子どもたちの将来就きたい仕事は?

日本の子どもたちの将来就きたい仕事はどうでしょうか?

アデコが発表したアンケート結果(2019年12月調べ、対象は日本全国の小中学生900人)によると

【女の子】
1位「パティシエ(お菓子職人)」11.3%
2位「先生(大学・高校・中学・小学校、幼稚園など)」8.9%
3位「看護師」6.2%
4位「医者」5.8%
5位「サッカー選手」2.4%
5位「警察官・刑事」2.4%
7位「野球選手」2.2%
8位「ピアノやお稽古ごとの先生」1.8%
8位「美容師」1.8%
8位「服飾デザイナー」1.8%
8位「漫画家」1.8%
8位「会社員(サラリーマン・OL)」1.8%
8位「公務員」1.8%

【男の子】
1位「野球選手」8.0%
2位「サッカー選手」6.2%
3位「会社員(サラリーマン・OL)」5.1%
4位「医者」4.9%
4位「警察官・刑事」4.9%
4位「YouTuberなどの動画投稿者」4.9%
7位「公務員」3.8%
8位「先生(大学・高校・中学・小学校、幼稚園など)」3.6%
8位「エンジニア・プログラマー」3.6%
10位「ゲームクリエイター」2.9%

となっています。

保育園の頃の将来就きたい仕事は、風船屋さんかお菓子屋さんでした。お菓子は今でも大好きです。

今生まれた赤ちゃんたちが大人になるころ世の中の自動化はもっと進んでいるのでしょうか。私も、その流れに付いていけますように!

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