【#10】指揮科のレッスンを見学する

大学生活・日常
わたし
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こんにちは!妹です。とっても大きなカボチャをスーパーで発見しました。どうやって調理するのでしょうか?

指揮科のレッスンは恐ろしい。

普段自分が受ける実技のレッスン以外に他の人のレッスンを見学することはほとんどないのだけど、そんな自分が4時間たっぷりと見学するレッスンがある。

それは、指揮科の人たちのレッスン。

なぜ私がその場にいるのかというと、それは彼らの指揮の練習のために作られたオーケストラに私も参加しているからだ。大体いつも15人~多くて25人くらいのメンバーが集められている。

このオーケストラに参加するといくらばかりかのHonorar(お給料)がいただけるのもありがたい。

演奏する曲目は、例えば今日だとベートーヴェンの交響曲第1・2番。

このレッスンは一学期に4回くらいあるのだけど、参加するたびに「指揮ってオケにおいてなんて大変な役割を背負っているんだろう」と思わざるを得ない。

まず、指揮の先生がとても怖い。

指揮科の子たちがいまいちな指揮をすると(一楽章ごとに順番に交代で指揮をしていることが多い。)奥に座る指揮の先生がスっと立ち上がって舞台中央にやってきて、他の多くのオケメンバーが見守る目の前で「違う、そんなただ腕を横に振ってるだけじゃ誰にも君のやりたいことは伝わらない!」とか「自分が指揮棒を持って酔いしれたいために指揮してるのか?違うだろ?」とか指揮科の子たちに指導する。怖いよ先生。

先生のメガネ越しの目が、指揮科の子たちの動きを一つの漏れもなく常に厳しくチェックしているのが分かる。

「何かオケにやってほしいことがあったら、長々話すのではなくて簡潔に言いたいことをまとめるんだ。時間がないからね。時は金なり、だよ。」

「指揮者のちょっとした動きの助けがあるだけでオケの演奏はグッと変わってくる。常に分かりやすく、迷いのない指揮をしなければいけないよ」

先生の口調は厳しくて、聞いているこちらがひょえーー!って思うこともあるけれど、実際に「第二ヴァイオリンとアイコンタクトを取って指揮して」と先生が言ってから指揮が格段に分かりやすくなったりと、先生のおっしゃることは的を得ているものばかり。

どんなに厳しいことを言われてもそれをちゃんと受け止めてオケメンバーである私たちに「ここはこうしてくれるかな?」とか指示して曲を進めていく姿は、本当に尊敬する。

だから私も身がシュッと引き締まる思いで毎回このオケに参加させていただいている。