「姉妹で豆日記」というシリーズで毎日更新を続けているのですが、60回目になりました♪
昨日、声楽科の録音会に参加してきました。
(録音会という名前は今私が勝手に付けました(*^^)v)
何をするのかというとその名の通り自分の演奏を録音するのですが、スマホなどでパパッと録音するのではなく専用のカメラと録音機を使いビデオ動画を撮影します。
場所も普通の部屋などではなくホールです。
今回は、いつも一緒に歌の授業を取っている声楽科の子の録音をお手伝いという事で、大学内の小ホールで歌曲の伴奏を弾いてきました。
ピアノソロの録音は私も経験がありますが声楽科の録音は初めて。
どんな感じかな~と思っていましたが、ピアノの録音とはまた違うところもあり、参加できて良かったです。
ピアノ(ソロ)の録音というのはざっくりと説明すると、何テイクも撮った録音素材を(素晴らしく発達した現代の技術で)切り貼りして1番いい演奏を作り上げるというものです。
究極のところ、ミスをしてもそれを他のテイクの演奏でカバーすることができるのです。
ドイツに来てからこの事を知ったのですが、初めて聞いたときは結構びっくりしました。💦😂
えっ!ミスを無かったことにできるなんて、有難いけど・・・。
それってアリなの?!
アリ!なようです。
つい先日も、何かの授業で大学の先生が仰っていましたが、いま出されているピアノのCDでちゃんと録音されているものであれば、ほぼ100%どこかしらで切り貼りされているという事。一発撮りで録音されたものなど無い!と断言されていました。
世界的に活躍するピアニストの演奏などは素晴らしい録音環境の元で収録されているので、そのCDも勿論これに当てはまります。
ここで一つ例外となるのが、「ライブ演奏/ライブ録音」と表示されたCD。
これらは、実際に行われたコンサートを録音したものでありやり直しがきかないので、一発撮りとなり他のテイクが無いため切り貼りもできません。
しかし、聴く人が全く気付かないほど滑らかに切り貼りができるってすごいですよね~!
ただ、この録音技術の進化がピアノ(演奏)の歴史の中で良くも悪くも大きな影響をもたらしています。
それに触れると話が長くなってしまうので、そのことについてはまた別の時に書けたらなと思います。
♪♪♪
ピアノソロのCDを聴いたことがある方も多いと思いますが、その裏事情は結構知られていないかな?と思います。
こんな裏事情、知らない方が良かった・・と思われた方がいらっしゃいましたら申し訳ありません💦😂
ですがこの裏事情には一番いい演奏をみなさんに聴いてもらいたい!という演奏者の想いが詰まっているのです。
演奏者の曲に対する情熱を、これまで以上に感じていただけると嬉しいです✨