明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
ドイツに来てからもうすぐで9年が経とうとしています。ドイツの音楽大学でBachelor、Masterを卒業し、今はKonzertexamenという最終課程に在籍しています。
長々と学生をしているわけですが、今日は、私が学生としてドイツで普段どれぐらいの出費があるか、ご紹介します💰
地域によっても差が大きいと思うので、どれほど参考になるか分からないですが、ドイツでの暮らしにご興味のある方は是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
固定費|ドイツ音大留学生の毎月の固定費【内訳を詳しく解説】
早速ですが、毎月かかる固定費についてです。毎月同じ金額の引き落としがあるものです。
家賃|ドイツの学生は家賃いくら?(同棲・地方都市の場合)
家賃 400€
同棲している彼と二人暮らしをしています。
家賃は彼と折半しています。2人合わせて丁度800€の家賃です。
(入居した時は2人合わせて660€でしたが、どんどん値上がりしています😭)
2部屋+キッチン+シャワー&洗面所です。
学生寮ではなく普通のアパートです。
ピアノ専攻なら必須?アップライトピアノのレンタル費用
アップライトピアノ 145€
私はピアノ専攻です。サイレント機能付きアップライトピアノ(YAMAHAのB3)を借りています。
サイレント機能が付いているので、早朝や深夜急に練習が必要になった時も音を気にせず練習できます。
(ただ、物件によってはサイレント機能を使っていてもピアノの打鍵音がうるさいとの近所からの苦情が来ることもあるようです💦)
譜読みや暗譜は問題無く出来ますし、ピアノ科の人にとっては家にあるといざという時に安心です。
また、私はオンラインで音楽理論のレッスンをしたり家でピアノを教えたりしているので、レッスンのためにもアップライトピアノが一台あって大助かりです。
ただ、周りの学生の話を聞いていると、家にピアノがあるとかえって大学での練習に身が入らないという人もいるようです。大学でしか練習ができないという状況の方が、普段の生活にもメリハリが付いて大学での練習が捗るみたいです🎹🎵
電子ピアノやキーボードは、あっても結局あまり使わずに買い損になってしまった、という話をちらほら聞く気がします。打鍵や音色が違いすぎて、練習にならないそうです。
アップライトだったら打鍵もそれなりにしっかりしているので結構練習できますよ☺️
私は地元の楽器店のピアノを借りていて140€払っていますが、安いところだと月々70€ぐらいからあると思います。
ドイツの学生健康保険はいくら?GKVと年齢による違い
健康保険 約155€(26歳の場合)
健康保険は大学に入るに当たって義務付けられているので、これは必ずかかる出費です。
加入していないとドイツの在留許可(ビザ)も出ません。
ドイツの健康保険には2種類あって、Gesetzliche Krankenversicherung (GKV = 公的医療保健) と Private Krankenversicherung (PKV = 民間医療保険)があります。
私の大学では公的医療保険の加入が必須でした。
この保険料はあっという間にどんどん値上がりしていくのですが、155€というのは私が今時点で払っている料金です。今私は26歳&学生という身分で155€程毎月払っています。
年齢で料金は大分変わりますし、学生かそうでないかでもかなり違います。
年齢が上がるほど保険料は少しずつ高くなり、学生でなくなる or 30歳になると更に料金が上がります。
私は18歳で学生を始めましたが、最初の頃は月々100€ちょっとだったと思います。
自宅インターネット(Wi-Fi)料金|高速回線は本当に必要?
家のインターネット(Wi-Fi料金) 約25€
これも彼と折半しています。2人合わせて月に47€払っています。
ただ、これは結構高い方だと思います。
以前はこの半分ぐらいの価格のネット回線を契約していたのですが、動画のアップロードや色々なパソコン作業をするのにとても時間がかかってストレスだったので、高速インターネットに変えました。
ただ、高速回線に変えてからネット接続が本当に速くなったのかというと、あまり良く分かりません・・💦
ストレスは無くなったので多少は速くなっていると思いますが…
最近は動画のアップロードをあまりしていないので、気が付いていないだけかもしれません… 😅
別の、もう少し安い回線に契約し直すか検討予定です。
ドイツの電気代|学生一人暮らし・同棲の場合の目安
電気代 40€
これも彼と折半です。世帯では80€払っています。
少し高い方かもしれません。
家の大きさや地域差によっても大きく異なると思いますが、私が住んでいるロストック(東ドイツ最北部)ではワンルーム一人暮らしの場合月々40€-80€ぐらいではないでしょうか。
携帯のモバイルデータ料金|ドイツの格安SIM事情
携帯のネット(外で使うモバイルデータ料金) 10€
ドイツに来てすぐにこの契約をして以来ずっと変えていません。
Saturn(ザトゥーン)というヨーロッパの大手家電製品店が出している「Super Select S 」というプランで、O2(オーツー)という会社のネット回線を使っています。
1ヶ月で使えるモバイルデータ通信量は3GBで、月に9,99€です。
私は家から大学までの距離が比較的近く、外でネットを使うことはあまり無いのでこれで十分足りています。
大学でももちろんWi-Fiが使えます☺️
最近Saturn (ザトゥーン)はMedia Markt (メディアマルクト)という同じ親会社を持つ別の家電量販グループとの統合が進んでいるようで、これから新しく同じプランを契約するならMedia Marktに行くと良いのかもしれません。
近所のSaturnも最近Media Marktに変わりました!
お店の中身は同じですが。
YouTubeプレミアムは必要?学生料金とメリット・デメリット
YouTubeプレミアム 学生料金 約8€
2年ほど前からYouTubeプレミアムに入っています🙈
以前はYouTubeに課金だなんてありえないと思っていましたが、大学の知り合いがプレミアムに入っているというのを聞いて、最初のお試し無料期間を使ってみようとモノは試しで入ってみました。
そうしたら広告が無いのが本当に素晴らしく、まんまとGoogleの思惑通りそのまま有料契約してしまいました…
YouTubeは個人的によく見るのでプレミアムの恩恵をとても沢山受けています。
広告が無いことに加え、YouTubeを閉じても再生が続くのも嬉しいです。
毎月の固定費の引き落としは大体このぐらいです。
他に、年単位の契約をしているものや数ヶ月に一度の引き落としがあるものも合わせると、月々の固定費はおよそ800€前後といったところです。
変動費|ドイツ音大留学生の変動費|食費・生活費は月いくら?
次は変動費について。月によって金額が変わる出費についてです。
食費・日用品|節約している学生のリアルな金額
変動費は、普段はほぼ食費・生活費のみです。
普段の生活ではスーパーの買い物以外でお金を使うことがほとんどありません。
食費等の生活費も彼と折半していますが、平均すると一人当たり月に大体150€ぐらいでしょうか。
他の人がどのぐらい使っているか分かりませんが、この金額は比較的少なめかもしれません。
不定期にかかる出費(衣装代・コンクール・渡航費など)
不定期に訪れる出費は、
・クリスマスや誕生日などのプレゼント
・ドレスや靴など、本番用の衣装代
・コンクール参加費・渡航費
などです。
年によって本当に変わりますが、年に500-700€程度といえそうです。
バチェラーの頃はこのあたりの出費はほとんど無かったと思います。
人によって大きく金額が変わる部分と言えそうです。
日本への一時帰国費用|航空券が高騰している現状
また、もう一つ年に一度の大きな出費として日本への渡航費があります😰✈️
これは本当に毎度ギリギリの思いで必死に安い&安全な航空券を探しています。
コロナ後からでしょうか、日本の航空会社はとんでもなく高額な料金になり、とっても残念ですがJALとANAは使えなくなってしまいました…
私は年に一度、夏に帰っています。夏の航空券は、現時点(2026年)では1000€~1300€ぐらいかかります。
暑い&飛行機代が高いのダブルパンチで、私の周りではこの時期にはあまり日本に帰りたがらない人も多いのですが、仕事の関係上一年の中で一番長いお休みをいただけるのが夏休みの時期なので、私は夏に帰っています。
それに案外夏の日本も悪くなく、常日頃、一心に日光を求めて太陽に当たりに行くドイツ人を見ていると夏も良いものかな・・?と思うようになり、最近では私も夏が少し好きになってきています。
日本に住んでいた頃は夏が一番苦手でした🥵☀️
暑すぎて…
というわけで、変動費は月によって大きく変わりますが、均すと大体月々250-350€ぐらいでしょうか。
固定費+変動費|ドイツ音大留学生の月の生活費まとめ
固定費と変動費を合わせると、月におよそ1100€かかっているといえそうです。
余裕を持って予算を組むとすれば1300€ぐらいかもしれません。
大きな無駄遣いはしないようにしているつもりですが、このぐらいはかかってしまいますね。
Bachelor時代はもっと節約生活|仕送りありでも厳しかった
とはいえ、これは今の私の出費です。
今は自分の収入で何とか賄えていますが、Bachelor課程に在籍していた頃は日本から仕送りをしてもらっていて、それでの生活だったのでもっとカツカツ生活でした。550-750€ぐらいで暮らしていたと思います。
家賃が安い学生寮を使ったり(ネット&光熱費が家賃に含まれるものが多いです)、ピアノを借りなかったり、日本に帰る時期をずらしたり少し控えたりすれば節約できます。
私が学生を始めた頃は1ユーロ120円を切ることもあったぐらいだったのも、とても助かりました。今は円安が進んでいて日本人留学生にとては、経済的により厳しい時期ですね😭
ドイツ音大留学生の収入源|アルバイト・演奏・レッスン事情
奨学金制度を積極的に使ったり、ドイツでアルバイトをしてユーロでの収入を得るなどの工夫していくことが、円安が厳しい今のドイツ生活を乗り切っていくための大切なポイントになりそうです。
オーケストラに参加できる楽器を専攻している方だと、オケのバイトがちらほらあるようですし、ピアノ科の人は単発コンサートなどの募集が時々ありますので、その辺りを使っていけそうです。
また、ドイツ生活に慣れてきて語学も上達していくと、音楽教室で地元の生徒さん達に教える仕事もできるようになります。
時期と場所によって求人が沢山ある時と全く無い時がありますが、ずっと探していれば何かしらのバイトが見つかると思います。
ドイツ音大留学に関連して、奨学金についてのご質問もとても沢山いただくので、いずれ奨学金についてもまた記事を投稿しますね💰
ドイツ音大受験を目指す全ての皆さまのご健闘をお祈りしています!
ドイツ・オーストリア・スイス音大留学相談のご案内
ドイツ・オーストリア・スイス辺りの音大留学相談、受け付けております。
◇ 内容
⁃ Zoomによるオンライン個人面談
⁃ 留学に関するご質問全般にお答えします。
⁃ 大学のホームページや奨学金の詳細ページを一緒に読み解くことも出来ます。
◇ 料金
⁃ 30分 4,900円
⁃ 60分 7,900円
ドイツ音大留学は情報が分散しており、誤情報も多いため、現地在住・実体験ベースで「大学選び〜生活面まで」一括で相談できる場として設定しています。
◇ 私について
⁃ 現役ドイツ音大生 (Bachelor, Master をドイツで卒業&現在Konzertexamen課程に在籍)
⁃ ドイツ音楽大学の非常勤講師 (副科ピアノを教えています。)
⁃ オンラインで、日本人の生徒さんにドイツ語、ドイツ音楽理論も教えています。
⁃ 自分がドイツに来た時は、住居探し、ドイツ音楽理論の勉強、受験準備、語学試験など、基本的に有料エージェントやサービスを使わずに独りで頑張って突破して来ました。
⁃ 普段からドイツの音大生と接しているので、ある程度情報のアップデートは出来ているかなと思います☺️
ご興味があればお問い合わせよりご連絡ください🎶
